謎多きエヴァンゲリオンの用語解説&ストーリーやセリフの解説

なぜ、シンジはアスカの首を絞めたのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加

これは、このAir / まごころを君にのストーリーの中で、一番謎なシーンではないかと思います。


LCLの海でただ2人だけ残り、起きるやいなやシンジがアスカの首をしめて、アスカがシンジの頬をなでる。
そしてアスカの「気持ち悪い」。


まず疑問が3つ。
・1つめ、"なぜシンジはアスカの首を絞めたのか"ということ。
・2つめ、"なぜアスカはシンジの頬をなでたのか"。
・3つめ、"アスカの気持ち悪い発言の意味"。


シンジがアスカの首を絞めた理由

ではここから、1つめの疑問。
なぜシンジはアスカの首を絞めたのかという点から考察していきます。


このラストシーン前には、まさに人類補完が始まっていました。

そのトリガー(ひきがね)となっていたのは、シンジのデストルドーです。


つまり、他人への恐怖、生きることの希望をなくし、みんなとひとつになりたいという気持ちをトリガーとして、アンチATフィールドを発生させた。


ここでデストルドーの発生から、人類(シンジ)には2つの選択肢が与えられました。


すべての魂がひとつになった世界、他人との境界線がない世界、他人への恐怖のない世界
そしてもうひとつは、再び他人と生きる世界

このどちらかの選択をシンジにゆだねられていました。
これは、冬月の「未来は碇の息子に委ねられたな」というセリフからもわかります。


シンジの心の中の葛藤がシンジとミサトとレイとアスカとの会話からもわかり、シンジは「幸せがどこにあるのか、まだわからない。
だけど、ここにいて生まれてきてどうだったのかはこれからも考え続ける。
だけど、それも当たり前のことに何度も気付くだけなんだ。自分が自分でいるために」
ということで、再び他人のいる世界を望みます。


これが、シンジの選択でした。


他人に傷つけられるという恐怖がありながらも、シンジはその世界を再び望んだんです。


ですが、レイやミサトがシンジをデストルドーへと引き込んでいる発言が多いですが、ただ一人だけ、アスカだけは「でもあなたとだけは、死んでも嫌」と、否定的なセリフでした。


結果、アスカはシンジとひとつになることをただ一人否定(拒否)しつづけ、自分のイメージ(他人としての)を最後まで持ち続けていました。


このことが、アスカだけはLCLへと還ることなく、シンジ以外の他人としての存在として残った理由と考えられます。
(エヴァに乗っていたことも助長したのかも)


LCLの海でシンジが目を覚ましたとき、横にはただ一人の他人、アスカがいました。

心の中での葛藤のシーンから、シンジは父親(他人)に捨てられた恐怖や、他人に傷つけられることのトラウマがわかります。


そしてアスカだけがシンジを拒否し、シンジにとって最初の他人として残ったことを、シンジは"自分を拒否した相手=また捨てられる可能性のある他人"として認識したのではないでしょうか。


アスカがいては、また自分が他人に捨てられる恐怖が芽生える。


ここで、シンジは再び他人と生きる世界を望みながら、アスカだけがシンジを拒否していたことから、首を絞めてしまった。

それは他人への恐怖の現れだったのかも。


だけど、シンジ以外の他人として残ったアスカは、シンジを拒否したのはシンジのことが本当に好きだったからだと思います。


シンジに対して、アスカは「本当に誰かのことを好きになったことがないのよ」とか、「あんたが私のものにならないなら、私何もいらない」って感じのセリフからもわかります。


要するにアスカは、みんなで溶け合ってシンジとひとつになるんじゃなくて、自分を他人として見てほしいと思った。


あなたのだけは絶対に嫌、というのは、嫌いってことではなくて、好きだから故にシンジの他人として存在したかったのではないかなっと。


自分を見てほしいからこそ、シンジとひとつになるのは御免だわってアスカの気持ち。


この、アスカが絶対にシンジとひとつになることを拒否し続けたのは、深い愛情があったからということにシンジは気づけず、首をしめた。


アスカがシンジの頬をなでた理由。そして「気持ち悪い」の意味。

アスカが頬を撫でたのは、シンジになら殺されてもいいと思ったからか。

asuka0516.jpg

シンジを受け入れていることの表れ。


この意味は、シンジに対する無償の愛情であったことに違いないと思います。


アスカという存在は、シンジの逃げ道であった。
これまでもシンジは、自分の都合次第でアスカに対して助けてよって救いの手を求めるシーンがいくつかありました。


要するに、シンジにとってアスカは都合のいい逃げ場所だったんです。


シンジの心の中の葛藤の場面で、アスカはシンジに対して「誰でもいいんでしょ」って言葉があります。


そして、シンジを突き放す。


アスカは、シンジの逃げ場所であることではなく、人と人との関わりを望んだからこそ、シンジの最初の他人になった。


自分に対してデストルドーを向けているシンジに対して、頬をなでた。
これは、アスカが出来る精一杯の愛情だったんだと思うんです。(´;ω;`)


そして、シンジはこのアスカの無償の愛情に触れたことで、救われることとなった。


"自分はここにいてもいいんだ"って初めて自分のことを受け入れられたと思えたから、泣いてしまった。


アスカは、シンジになら殺されても構わないとまで思って頬をなでたのに、勝手に自己解決して泣き崩れたシンジに対して、「気持ち悪い」


2人が、"傷つけあいながらも他人として生きることは悪いもんじゃないじゃん"って思える、私的には感動するシーンです。


ここに、このラストシーンのタイトルである"I NEED YOU"の意味があるっ!
やっぱりエヴァって奥が深い!(´;ω;`)

sitagakiasuka_s.jpg

そしてアスカが好きすぎる!!(´;ω;`)


※右の画像は下書き状態のもの。
自作なので転載禁止ですっ
完成品は登場人物のアスカのページにあるよん。




ちなみに、このシーンもっかい見たい!人は、ここで購入できますよ(^Д^)→



<<前の記事「ガフの部屋、ガフの扉、バラルの扉とは」へ
>>次の記事「エヴァの呪縛により大人買いしてきたグッズたち」へ


●関連記事
劇場版 NEON GENESIS EVANGELION - DEATH (TRUE) 2 : Air / まごころを君に
★初号機、第13号機パイロット:碇シンジ
弐号機パイロット:式波・アスカ・ラングレイ(惣流・アスカ・ラングレイ)
ゲンドウがリツコに言った言葉とは何だったのか
★A.T.フィールドとロンギヌスの槍、カシウスの槍。"リビドーとデストルドー"









このエントリーをはてなブックマークに追加





シン・エヴァを含む、エヴァ最新情報!

 

 登場人物の解説、名前に隠された秘密

 

EVA初号機からすべて解説!EVAにまつわる謎

 

エヴァンゲリオンのストーリー解説!最新Qまで!

 

ZEELE(ゼーレ)関連の謎

 

特務機関 NERV(ネルフ)の謎

 

使徒の紹介!名前に隠された秘密

 

謎多きエヴァンゲリオンの用語解説&ストーリーやセリフの解説

 

わたしの愛すべきEVAグッズたち公開ちゅう!

 

わたしが行ったエヴァンゲリオン関連イベント

 

おすすめ通販サイト